聖学院中学校 学校説明会

2. 教育の特色「授業」

授業は「架け橋」

児浦先生(広報部長):
清水から本校のスクールモットーは「Only One for Others」との話がありました。

Only Oneでは「賜物」を発見し、for Othersでは、他者そして世界に貢献していく人材を育てていきたいと思っています。


そしてこの2つの要素をつないでいく教育が大事であり、そのための教育プログラムが「授業」「体験学習」「グローバル教育」であると思っています。

聖学院のめざす授業

ICEモデル


本校の授業は「ICEモデル」で設計しております。

■Extentions(価値づくり、課題の解決)
すなわち、生徒たちが他者や世界に貢献する価値づくりや課題解決、これを問いとして、我々は授業の中で設けています。

■Ideas(基礎的な知識の定着)
そのために必要となるIdeas――知識や技能といったものを、当然ながら教えていきます。ただ、いきなり一方的に知識や技能を教えこむのではなく、「我々は何を目指しているのか」というゴールがあって、それに対しての知識と思っています。

■Connectios(知識と知識をつないで活用)
そして、真ん中にあるのがConnections。まさにこの知識と知識をつないで活用できるような状態。それはなぜなのか?もしそうだったらどうなるのか?といった問いをつくっていきます。


我々は、生徒たちが自ら価値づくり・ものづくり・ことづくりができる、そういう授業をしていきたいと考えており、これをICEモデル――頭文字のIとCとEをとってICEモデルと呼んでいます。

このICEモデルをおこなっていく上でポイントになるのは、問いです。授業においては、問いによって学びのストーリーを作ることを非常に意識しています。

ICEモデルによる学びのストーリー

実際の例をご覧ください。
高校1年の物理基礎の授業「物体の運動」は、まさにExtensionsから始まります。

皆さんも記憶にあるかと思いますが、リオ五輪のリレーで日本は銀メダルをとりました。実は、ジャマイカとアメリカと日本のリレーの選手のベストタイムを並べた時に、日本は圧倒的に負けているんですよね。走るスピードは全然勝てないのに、なぜ銀メダルをとれたのか、それはバトンパスを効率的にできたことが勝因ではないか、という問いかけから授業が始まっていきます。

ではバトンパスを効率的に渡すために必要な知識は何か?速さ、距離などがグラフから求められる、といったヒントをいれていきます。それを実際にグラフに書いたり、さらに、本校の教員が走って実際にバトンパスをし、それをタイムにとってグラフにあらわして考えていくという授業です。

このように本校の学びには、価値づくりの問い(Extensions)から始まり、基本的な知識の定着(Idea)、知識と知識をつなぐ(Connections)、そして再度価値づくりにつながるといった、このような学びのストーリーがあります。

(※編集担当注:ここで、バトンパスの授業や他の科目の授業動画が共有されました)


この動画では、Google Meetを使ったオンライン授業のなかで、生徒たちがどうすれば効率的にバトンを渡せるかについてレポートを書き、それについてのフィードバックややりとりをしている様子をご紹介させていただきました。

授業でGoogle Meetを使ったり、味噌汁のお椀はなぜ動くのか?という問いを立てる授業があったりと、非常に授業が発展している様子を見ていただけると思います。このように我々は、生徒たちが学びたくなる・探求したくなる、そういう授業設計を心がけ、常に研修や共有などをしながら取り組んでいることをご覧いただけたと思います。

(次ページは「教育の特色『体験学習』」)