校風を知りたい! ①開智日本橋学園中学校

志望校を決めるとき、やはり気になるのは校風…ですよね。
学校はどんな雰囲気なの?どんな生徒さんがいるの?引っ込み思案なうちの子でもなじめる?…などなど、気になることはいっぱいあるのに、コロナ禍で学校訪問もままならない現在、志望校選びに頭を悩ませていらっしゃるご家庭は例年以上に多いのではと思います。

なんとか校風を理解したいとオンライン説明会に臨んでも、情報が多すぎてかえって混乱してしまったり、そもそも説明会の数が多すぎて、参加できない・内容を覚えていられない…といった状況になっている方々も多いのかもしれません。

そこで、私たちオンライン合同学校説明会ではこれから、参加校の先生や生徒さんへのインタビューにも力を入れていきます。

さまざまな質問に、先生や生徒さんがどう答えているかを読んでいくうちに、少しずつ学校の輪郭が浮かび上がってくる……そんなふうに校風を感じ取ることができる内容にできるよう、頑張ります!


シリーズの初回を飾っていただくのは、開智日本橋学園中学校さんです。2020年7月26日に開催された「第2回オンライン説明会」で、生徒さん代表としてプレゼンテーションをされた5年生(高校2年生)の西本さんと、広報部長の永峯先生にお話を聞きました。

先輩の勧めで数学の面白さに目覚め、勉強嫌いを克服

中学2年生の時は勉強嫌いで、授業中につい居眠りをすることもあったという西本さん。

中学3年生の時、部活の先輩から熱烈に勧められて視聴した数学の動画で、テイラー展開と出会います。そして、複雑なことでも簡単に表すことができるという数学の性質に感激し、そこからは数学にドはまり。

数学の公式がどうしてこうなっているのか?を突き詰めるようになった西本さんの関心は、やがて数学以外の分野にも広がり、学ぶことがどんどん面白くなっていきました。今後は、自分の数学の世界をさらに広げ、宇宙工学も学んでみたいと語っていた西本さんに、改めてインタビューをしてみました。


(西本さんのお話は下記YouTube動画よりご視聴いただけます↓)

―― プレゼン、拝見しました!中2から高2(5年生)まで、西本さんがどう成長していったのかが感じられて面白かったです。学校の行事等ありきではなくて、生徒さん自身にフォーカスされているので、共感をもって観たかたも多かったのではないでしょうか?

永峯先生:
本校の生徒プレゼンは、TEDみたいな形、つまり、生徒自身がここまでにどんなことをしてきたのかを中心に話す形にしています。本人の成長の過程でうちの学校や行事がどう関わっていたかということは多少触れられるとは思うのですが、基本的には自分の生きざまみたいなものを語ってもらうのがメインですね。

―― 西本さんがプレゼンターに選ばれたのは、数学に秀でているから…でしょうか?

永峯先生:
ああ、いえ、そこは全然そんなことはなくて。
声をかけたきっかけは、去年、彼の友人が同じようにプレゼンをしているのを西本くんが見に来ていたのを僕も他の先生も覚えていたからなんです。ああ、西本君もやりたかったのかなと思って(笑)今回声をかけてみることにしました。

西本さん:
そんなふうに思われていたんですね…(笑)

―― 「やりたそうにしているから」という理由で選ぶのって、シンプルでいいですね!受験生さんとしても保護者さんとしてもより生徒さんを身近に感じられると思います。

任され、前に出て、開智日本橋生になっていく

―― プレゼンテーションのシナリオは誰が作ったのですか?

永峯先生:
話の内容は西本君が決めて、作りました。学校から西本くんにしたリクエストって「学校の活動の話も入れてね」ぐらいのものだったよね、たぶん。

西本さん:
そうですね。そのぐらいでした。数学の話を入れたのも完全にオリジナルです。自分にとっての転機だったので、この話をしようと決めました。

―― 生徒さんにかなり任されているんですね。

西本さん:
この学校は、だいたいそんな感じなんです。僕、中1の時――入学してまだ2か月ぐらいの時に、毎週の朝礼の司会進行をする役職についたんですが、何をやればいいのかは「前任の司会の人とよく話し合って」みたいなことがほとんどで。

永峯先生:
確かに、100%学校が考えて準備して…という行事はたぶんないと思います。部活動も、全員参加ではあるのですが、中身自体は自分たちで考えなさいというところがあって。そういったところでやはり、開智日本橋にいる限り、生徒たちは何かしら常に考えて活動していると思います。

―― 西本さんはそういった環境にすぐなじむことができましたか?

西本さん:
僕の場合は、すぐなじみました。自分で何かを進めていくのが面白いと感じるようになったので。

―― とはいえ、そこまで任されることにすぐにはなじめない生徒さんもいたのではないかと思います。そういった生徒さんも徐々に慣れていくことができるのでしょうか…?

西本さん:
はい。時間はひとによって全然違うんですけど――1か月で慣れた人もいれば、何年かかかる人もいますけれど――どんどん変わってはいると思います。

―― 変わっていくきっかけにはどんなものがありますか?

西本さん:
学校行事とか、授業とか。

永峯先生:
”前に出る”機会は中1から全員が持っています。たとえば中1の行事では、全員参加の探究学習行事「磯のフィールドワーク」では全員が前に出て発表をしますし、授業でもそうした場面が多くありますので、西本君がいったように、すぐに慣れる生徒もいれば、そうした繰り返しの中で徐々に慣れていく生徒もいて。6年間かけて「開智日本橋生」がだんだんとできあがっていくのかなと感じています。

(写真は磯のフィールドワークの様子)

生徒同士が出会い、話し、育ち合っていく環境

―― 先ほど「前任の司会の人とよく話し合って」というお話がありましたが、開智日本橋ではそうやって、生徒さん同士で話し合い、育ちあっていくところが大きいのでしょうか。

永峯先生:
そうですね。例年、4月には中学1年生と2年生が参加する「Team Building Camp(オリエンテーzション合宿)」があるのですが、この合宿の目的は、新入生が少しでも早く中学校生活になじめるように2年生がサポートすることで。2年生は、1年生の1月には実行委員会を立ち上げて、新入生を迎える準備をしていきます。

(写真はTeam Building Campの様子)

―― 前に出て話すことや生徒さん同士で話し合うことが多そうだなあということが、写真から感じられます。

永峯先生:
実は今回の西本君のプレゼンにも、色々な生徒が関わってくれていて。1年前、2年前にプレゼンをした生徒も入って、いつもみんなで集まって練習していたよね。

西本さん:
はい。

永峯先生:
僕も副校長も参加していたんですが、何かを言うことはほとんどなくて。
というのも、生徒たちが結構シビアにダメ出しをするんですよ。

西本さん:
正直、めちゃくちゃキツかったです(苦笑)。でも、そういうふうに生徒が意見を言うのがうちの学校らしさだと思っているし、副校長先生もそうおっしゃっていたので、自分にとってはいい機会だったんじゃないかなと思っているんですけれども。

うちの生徒には、色々な特技を持っていたり色々な経験をしていたり。人間として…奥が深いというか、味がある人が多いと思います。先輩や同級生だけじゃなく、後輩にもそういう子が多いんです。だから自分もどんどん刺激が受けられるし、お互いに刺激し合えるんじゃないかな。

―― 刺激を受けたと言えば、西本さんはプレゼンの中で数学好きな「S先輩」の話をしておられましたが、他にもそういった印象的な出会いはありましたか?

西本さん:
ありました。数学が好きになったので、ちょっとチャレンジをしてみようと、学校の夏期講習で「発展クラス」に入ったんです。そこで出会った数学好きの同級生と話をするようになって、そこからまたさらに数学が好きになりましたし、数学について話すことで友達が増えたりとかもしました。

夏期講習の様子

―― 発展クラスにはよくできる生徒さんも多かったのでしょうね。

西本さん:
そうですね、すごいなと思う子はたくさんいました。彼らを見ていて気付いたんですけど、実力をもっている子って、ただ単純に勉強ができるとかじゃなくて、なんていうのかな、色々なことに対する姿勢が前向きだったり、視野が広かったり、そういうところがあるんだなって。

―― 刺激を受けて、西本さん自身も変わりましたか?

西本さん:
刺激を受けて勉強に対するモチベーションが上がった時もありますし、もちろん、時にはちょっと心が折れかけたりということもあったんですが(苦笑)、とりあえずは数学を伸ばしていこうと思って。それで頑張って、数学の点数が上がっていくと、本当に徐々になんですけど他の教科も点数があがっていったんです。

これってたぶん、数学が好きになって「数学をいっぱい勉強してみよう!」って思ってから、僕自身も勉強に対する姿勢が変わったんだと思うんですよ、それが他の教科にも影響したのかなって。

ひとたび姿勢が変われば機会は至るところに

西本さん:
そうやって姿勢が変わってみると、うちの授業っておもしろいんだなって気づきました。探求型の教育がそういう空気を作っているのかなと思うんですけど、授業の時に時間をとってちゃんと考えさせてくれるので。

―― たとえば数学だったら「ここはこういう公式だから覚えておけよ」という話にしないとか。

西本さん:
はい。数学に限らずですが。

授業外でも、希望制で参加できる活動が多いです。なんかこれ面白そうだな!と思った時に、それを学べるきっかけやチャンスが多かったから、自分も数学に対して興味を持てたのかなというところがあります。

(写真は授業風景)

永峯先生:
強制的に「これをやりなさい、あれをやりなさい」というものはほとんどない代わりに、希望制の活動は多いんです。たとえば、理科の先生が、テスト期間が終わった時期に地層を見に行きませんか?と希望者を募ったりとか、そういう活動があったりします。

―― 先生方にはどんな人が多いですか?

西本さん:
先回りして何か言うことはしませんが、僕たちをよく見てくれていると思います。僕が自分で活動する時に意識していたことに気が付いてくださったことは印象に残っています。

あと、自分がこういうことをやっているんですって言ったら、先生たちに「めちゃくちゃいいじゃん」て言われて、応援してもらえたこととか、何か相談したらちゃんと答えてもらえたりとか、何かしらの形で支えになってもらえる、そういう雰囲気はこの学校にあると思います。

―― そんな開智日本橋さんには、どんなお子さんが合っていると思いますか?

西本さん:
そうですね…何かに対して興味を持っている子はもちろんですが、何かに対して深めていきたいなとか、自分を変えてみたいなと思っている子は、うちの学校がいいんじゃないかなと思います。

―― 本日はありがとうございました!

開智日本橋学園中学校さんでは、8月22日(土)に、第3回のオンライン説明会(YouTubeライブ配信。後日、見逃し配信あり)を実施します。

今回は、国際バカロレア DP クラスに在籍する5年生(高校2年生)の女子生徒さんがプレゼンを実施されるとのこと。

視聴数に上限はありませんので、よろしければ是非お申込みの上、ご覧ください。

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