芝中学校・芝高等学校 武藤校長先生のお話・穴埋め式まとめノート①

この記事は、文化放送PodcastQRで毎週月曜日に配信されている「【中学受験】おおたとしまさの『校長室訪問』」の内容を、確認クイズ付きでWeb再録したものです。

配信内容の主要部分を書き起こすとともに、その一部を「穴埋め(ブルダウン式の三択)」クイズにしております。

番組を聴きながら穴埋めを完成させて、楽しみながら学校への理解を深めていただければ幸いです。

今回お届けするのは、
芝中学校・芝高等学校(東京都港区)の校長である武藤道郎先生のお話(全4回)の第1回です。

※その他の回をお読みになる場合は、下記リンクをご利用ください。
第2回 第3回 第4回

番組の聴取は下記より↓↓

【大切なお願い】

※このWeb再録は、「【中学受験】おおたとしまさの『校長室訪問』」をより楽しんでいただくための取り組みとして、文化放送様の許諾をいただいて実施している特別企画です。

クイズを楽しんでいただいたあとは、ぜひページ末尾のアンケートフォームから、番組のご感想やリクエストなどをお送りください。

この企画を続けていくことができるかは皆さまのお力にかかっております。ご協力、どうぞお願いいたします!

※本テキストの著作権は、株式会社文化放送に帰属します。本テキストの一部または全部を無断で複写・複製することは法律で禁じられております。

Topics1:コロナ対策に見られた芝らしさ

2020年は学事日程を大幅に変更

おおたとしまさ氏(以下、おおた):
(前略)今日はこの番組の第1回ということで、どこの学校にお願いしようかとスタッフと話をしていて「これは芝の武藤先生しかいないでしょう」ということで、是非にということでお声かけさせていただきました。ありがとうございます。

芝中学校・芝高等学校
校長武藤道郎先生(以下、武藤):

こちらこそ。

(中略)
おおた:
芝といいますと、校風として「芝温泉」なんて言い方をよくされますけれども、どんな学校なのか、先生から概要をご説明いただければと。


武藤:
去年もそうだったのですが、コロナの対応を話すと学校の感じがよくわかるなと僕は思っていて。
昨年は学事日程を大幅に変えたんです。もう二度とやることはないだろうというぐらい。

つまり、8月29日まで1学期をやって、12月4日まで11週間連続で授業をやって。中間(考査)をやらないで。
そして12月7日から3学期を3週間、前倒しでやりました。12月26日までやったんです。そうしたら生徒が「先生、クリスマスは?」と言ったので「うちは『(1)』だよ」と言って終わりました(笑)。

そうやってリアルなところ、学校に来るという環境を1年かけてすごく整えて、今年はほぼ予定通り――学事日程通りに進んでいます。

<確認クイズ>
(1)に当てはまる言葉は何でしょう?





コロナ禍で作った2つのシステム

武藤:
そこには2つポイントがあって。
(1つ目は、)「芝のローカルルール」とういうものを作ったんです。
そしてもう1つは、スクールカラーの「(2)」にちなんで、「芝の『(2)』ゾーンシステム」(を作り)、この2つのシステムがコロナ対応を含めての、現在の学内のコンセンサス――親も生徒も教員もみんなでそれを守っている、(だから)順調に進んでいるということだと思います。

<確認クイズ>
(2)に当てはまる言葉は何でしょう?





ローカルルールのおかげで今がある

おおた:
ローカルルールと、(2)ゾーン。これはどういうことですか?

武藤:
ローカルルールというのは、文科省とか厚生労働省、保健所などの色々な指示があって、濃厚接触だったら…コロナに感染したら…PCR検査を受けたら…と色々あるじゃないですか。それって非常に難しい話で。

(これに対し、芝のローカルルールは)簡単に言うと「本人が元気じゃなかったら学校に来ない」。これは当たり前なんですけど「家族の誰かがPCR検査を受けたり濃厚接触になったり元気じゃなかったら、その子も(学校に)来ない」(というルールです)。だから、家族がみんな元気だったら学校に来ていい。簡単に言えばこういうことです。

大変…批判をいただきましたけれども――「保健所はそんなことを言っていない」とかね。誰が決めたんだってお電話で言われたりしましたが、「(これは)芝のローカルルールで、武藤が決めたけど何か?」って私が答えました。

要するに、1740人を預かっている(学校の)長として、元気だったら来い、元気じゃなかったら自宅学習にしなよと。学校に来たかったら、元気で、ちゃんと生活リズムに気を付けてやれよと。こういう約束を(しました)。

親もそれに協力してくれて、「ちょっと私が具合が悪くて、病院に行ったらPCR(検査)だというので息子を早退させてください」なんてことを言ってくれるんですよ。これが親の協力あってのところになるかなと思います。

そんな(形)で今も(ローカルルールが)続いていて、おかげ様で順調に(学事日程通りの活動ができています)。
「マスクは最大のワクチンだ」とか言いながらね(笑)。

Topics2:男子ってこうなんです

男子校には特有の雰囲気がある

武藤:
男の子なんでね、どうしても”密”になるんですよ。くっつきたがるし。

おおた:
そうなんですよね。
男の子がくっついているって、男子校にいるとすごく日常的に見るじゃないですか。特に、中学生たちが本当に組んず解れつ(くんずほぐれつ)やっている――これって世の中的にはびっくりな状況なのでしょうか?

武藤:
そうじゃないですかね。(でも)男子は”密”になるのが当たり前で、しかも、よく肩を組んだり抱きついたり。

おおた:
そうそう。あれって不思議ですよね。世の中一般に言うと、中学生の男の子同士がべたべたくっつくというイメージはないと思うのですが、これって、男子校では――決して芝だけじゃなくて――ほんとに抱き合ってますもんね…

武藤:
そうです、そうです。

おおた:
あれって、本当はまだ――特に中学生ぐらいの男の子たちって、そういう仲間同士のスキンシップを(それこそ)子猫のように求めていますよね。

武藤:
それを僕は「少年の心」と呼んでいるんです。
(中略)
おおた:
武藤先生の名言ですよね。お母さんたち、息子さんたちは中学生・高校生なのですから「(3)」抱きしめてあげてください」と。

<確認クイズ>
(3)に当てはまる言葉は何でしょう?





いったん歩き出した男の子は

おおた:
(先ほど)もうひとつおっしゃっていた「(2)ゾーン」というのはどういうことなんですか?

武藤:
50メートルぐらいの一帯にじゅうたんをずーっと敷いて、健康観察で手指消毒をした生徒を歩かせます。(「(2)」ゾーンには)空港並みの高額なサーモグラフィーを入れました。その前を1回に5~6人(が歩きます、するとそれぞれの)顔のところに(体温が)何度と出てきます。(これで)40~50分の間に、1740人をノーストレスで通すというシステムなんです。

おおた:
なるほど。よくビルの入り口にサーモグラフィがあって(体温を測りますが、測定するのに)何秒かかかりますものね。

武藤:
そうなんです。男の子ってそうなんですけど――歩き出したら「(4)」んですよ(笑)。だから、歩いているときにこっちが(測定する)。「オッケー、オッケー、いいよ!」とかいいながら。毎朝、僕と養護教諭が((2)ゾーンに)立っていて。それ以外に20名ほどの教員たちが消毒から何から(やっています)。朝7時から。これは1日も欠かさず、去年の6月10日――「武藤【6(む)・10(とう)】の日」からずっとやっています。

<確認クイズ>
(4)に当てはまる言葉は何でしょう?





Topics3:ウチとソトのけじめをつける

教えなければならないことは…

おおた:
それはいいですね。(登校の時間帯って)校門のところから(生徒さんが)どーっと一気に来るじゃないですか。そこでどうやってうまく(健康観察をするか)。(男子に対して)「並べ!」といってもなかなかそうはいかなくて、むしろそこに「密」ができて、それがリスクだったりするわけですから。

武藤:
そうです。それで、(2)ゾーン(でチェック済み)だから、「学内で若干『密』になってもいいけど、マスクや手洗いはちゃんとしろ」と(言っています)。

その代わり、ここで教えなければいけないことは「一たび外に出たら芝の(2)ゾーンではなくて(5)の洗礼を受けるわけですよ。だから、一歩外に出たら(5)のルールにしたがって、理路整然としっかりものごとを考えて」(ということです。)

(だから)「携帯をチャラチャラ動かしていたり、飲みながら歩いたり、そういうことをするんだったら芝中学を去ってくれ」と、この間、朝礼で言いました。でも、子どもたちはそれを聞いていて(気持ちが引き締まって)ピッとなるので。やはり、その違いがはっきりしていると、中学生はしっかり(理解する)。高校生はもうちゃんとできているので。

おおた:
武藤先生ご自身がすごく「ゆるさ」があって面白い先生ですけれども、ピシッとするところはピシッとされる…

武藤:
おほめいただきまして(ありがとうございます)(笑)。

<確認クイズ>
(5)に当てはまる言葉は何でしょう?





今の子たちは聞き分けがいいです

おおた:
先ほど「芝(6)」(と言いましたが)――すごくあたたかい(校風をあらわす言葉かと)。私も、芝というと優しいお子さん・穏やかなシティボーイみたいなイメージがあるのですが、先生からご覧になると芝のお子さんたちはどんな生徒さんですか?

武藤:
昔はやんちゃな子もいっぱいいたので――私が生活指導主任をやっていた頃はやりがいもありましたけれど、今の子は聞き分けがいいですよ。かえって「もう少し突っかかって来いよ」と思うこともある(ぐらいです)。(今の子は、反抗する時にやるのは)舌打ちぐらいですよ。チッ、とかいっちゃって。こわいな~と思っているんですけど(笑)。
(中略)

<確認クイズ>
(6)に当てはまる言葉は何でしょう?





ルールを決めて成果を出す

でも、この間もそうでしたが――色々な制約の中で大会に出ていった(生徒)は、昨年なんか、スキーの子たちなんかは去年の暮れなんて合宿をできる状況ではなかったんですが、スキーですから合宿をやらないと大会に出られなくて。だからルールをすごく決めて、合宿もやって、大会に出て、「(7)」まで出ましたよ。

おおた:
わ、すごい。

武藤:
一番のスタートは、硬式野球が、地域のために――外でやるから野球をやると言って、色々な地方大会をやったりしたところからのスタートなんだけれども、そういう部内のところでも、各クラブの感染症マニュアルも作らせていて。

クラブの日報も出てくるんです。毎日。子供たちの健康観察なんかも毎日毎日――誰がどうなっているというのを1740人分毎日やっているので。だから、誰が今PCR検査を受けていて、誰が元気に出てきたとかというのが全部把握されています。

おおた:
そこはしっかりやられているわけですね。

武藤:
そこをしっかりやるからこそ、(学校の)中は(2)ゾーンだから、いいよ、抱きついて――ということなんです(笑)。

<確認クイズ>
(7)に当てはまる言葉は何でしょう?





Topics4:芝の運動会

生徒の工夫が光った緊急事態宣言下の運動会

おおた:
運動会はどうされたんですか?いつも春にやっていますよね。

武藤:
4月30日の緊急事態宣言下でやりました。ただ、どういう状況になるかわからないので、外のフィールドは使えないから学内でやると。
(中略)
ただね、面白いんですけど、形態が変わると、高3ぐらいになってくるとそこに知恵を出して工夫するんですよ。工夫するから、通常の――外のグラウンドでやったのと同じことを、中学と高校を午前・午後で分けて、それ以上のことができました。

うちは(校舎が)「(8)」階建てで縦に長いですけど、中学生が終わって教室で着替えている間に高校生が出てきて、開会式をやって、中学生が帰った後、高校生が教室に入っていく……という「入れ替え」の時間を、タイムキーパーが全部やって。

土のグラウンドとは違うのでできない競技もありますけど、その中でできる競技の中から彼らが考えて、非常に工夫して、良かったと思います。

<確認クイズ>
(8)に当てはまる数字は何でしょう?





夢は「あの場所」での運動会開催

おおた:
例年は(運動会を)どこでやっているんですか?

武藤:
例年は、としまえんで。ずっとやっていたんです。
去年、最後のとしまえんでやりたかったんですけど、コロナでダメで。
(中略)今年は(運動会を)やろうということになって、グラウンドでそれと同じ(ようなものをと)。

夢は、ひとつだけなんです。
(運動会を)「(9)」でやります。今後。(中略)

おおた:
ぜひやってください。楽しみです。

<確認クイズ>
(9)に当てはまる数字は何でしょう?





いかがでしたか?
芝中学校・芝高等学校の武藤校長先生のお話・次回(第2回)配信分のテキストは こちら からご覧いただけます。


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