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4. 入試について
宇野先生:
はい、広報部長の宇野と申します。だいぶ先生方、力が入りまして、時間が押しています。とても大切な話ですので10分ぐらいちょっと時間をください。
私もなかなか喋りたくて、出番がなかなか来なくて、チャットにたくさん書き込んでおります(笑)。先生方のお話のフォローをいっぱい入れていますので、すごく大切な情報も入れましたので、よかったらチャットを見てください。では行きますね。
本校の中学入試、4つのタイプの入試があります。
2科・4科入試について
まずは、オーソドックスな2科・4科の4入試です。スライドに書いた通り、合計4回あるんです。2科・4科入試はトータルで4回あるのですが、すべて同じような難易度・形式です。なので、たとえば午前中が結構簡単な入試、午後が難しい入試ということではなく、どの回を受けていただいても同じような形と難易度になっています。オーソドックスな問題ですので、基本的には――塾とか通信教育とかで皆さん受験対策をされていると思うんですが、オーソドックスな勉強をしていただければ充分かなと思います。
複数回優遇制度
複数回優遇制度というものがあります。
緑で塗られた3回あります。1日午前、1日午後、2日午後、この3回のうち、2回目・3回目の受験回で加点があります。3日午後・最終回については、複数回優遇制度の加点は無いのですが、1日午前・午後、2日午後のこの3回のうち2回目、3回目に加点があります。
加点制度なのですが、2科受験の方には5点の加点です。4科受験の方は、合計300点満点なのですが、10点加点します。よろしいでしょうか?2科受験の方には5点、4日受験の方には10点の加点があります。
過去の合格ラインの目安
合格のライン、目安なのですが、これまでの入試を振り返ると、だいたい、普通の一般合格であれば60%前後です。特待合格に関してはだいたい80%ぐらいの目安になります。もちろん当日の平均点によって多少前後しますが、これが大きく5点以上、上下するということは基本的にはないかなと思います。
ですので、これから本校の過去問、ホームページにも掲載しておりますし、あとは夏以降、声の教育社からオレンジ色の過去問題集を一般書店で販売されると思いますけれども、だいたいこの6割とか、特待を目指すのであれば8割を目指して頑張っていただければいいと思います。
2科と4科の合格判定方法
では2科・4科入試――2科受験の方と、4科受験の方がいます。どうやって合否判定をするのか?という話です。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、ゆっくり行きますね。
2科受験の方は、当然、(国語)100点、(算数)100点の200点満点、これしかありません。4科受験の方です。2種類の合格判定点を設定します。1つは、国語と算数の合計点、200点。と、4科を合わせると300点満点なのですが、これを200点に換算します。この2つのどちらか良い方、点数の高い方を使って、2科目の方と比べます。ですので、極端な話、4科の方、理科と社会、0点だったとしても、国語と算数でトータルで6割ぐらい取れていれば合格が出るという形です。
よく個別相談で「4科の方が有利ですか?」ということを聞かれます。入試結果を見ると確かに4科の方のほうが合格者は多いんですけれども、年々、4科の方がすごく増えているというだけであって、2科であっても、あとは4科であっても、基本はやっぱり国語と算数ができていればきちんと合格が出るということです。ですので、理科と社会が大好きで得意だという受験生もいると思いますけれども、やはり中学入試は国語と算数がやっぱり基本だという、大きく合否判定に響いてくるということだと思います。ですので、これからの受験勉強の配分、気をつけていただきたいなと思います。
思考力・AL思考力入試について
2つ目、3つ目の入試を紹介します。
思考力特待入試
思考力特待入試というのがあります。これはいわゆる公立一貫校の適性検査型の入試になります。思考力Ⅰ、思考力Ⅱと2つに分かれています。
思考力Ⅰ
思考力Ⅰの説明をします。
思考力Ⅰのテストの最初の問題は、毎年こんな感じです。まずはキーワードが与えられていて、そこから連想ゲームみたいに自分が思いつくアイデアを出していただく、「ひとりブレインストーミング」です。「1人ブレスト」と校内では呼んでいます。
自分の頭の中から色々なアイディアを出したら、それを整理整頓して分析していくというふうなワークになります。
いくつかまだまだステップはあるのですが、最終的に200字程度の文章を書いていただくという形です。
今3つしか見せていないのですけれども、まずは情報を集めます、次に整理整頓して分析します、最後まとめます。こういったステップを踏んでいくのが思考力Ⅰです。こういった授業を中学のサイエンスで展開しております。ですので、本校の思考力入試は、公立一貫校の適性検査ももちろん意識しておりますけれども、基本的にはサイエンスという授業の適性があるかなというところを試している入試でもあります。
思考力Ⅱ
思考力Ⅱに関しては、これは公立一貫校の適性検査Ⅱとほとんど同じというイメージで大丈夫です。算数・理科・社会、大問1つずつ、それを合算したのが思考力Ⅱというテストです。ですので、公立一貫校の適性検査Ⅱの練習をしていただければいいかなと思います。
アクティブラーニング思考力特待入試
3日午後、本校の中学入試としては最後です。アクティブラーニング思考力特待入試というのがあります。簡単に言えば、グループワークの入試です。
このような感じでやります。1グループ5~6人でのグループワークです。それを我々教員がちょっと離れたところから評価していく――ルーブリックがあるのですが、そのルーブリックに基づいて評価をする入試です。これの注意点は、必ずしもこのグループのリーダーになって目立たなければならないという入試ではありません。色々なタイプの生徒さんがいますので、基本的には、自分の考えていることをちゃんと相手の立場に立って伝えられるかどうか、何か新しい発想方法に気付けるか、みんなと協調して1つのものを生み出すことができるか、そういった形の入試です。
今はこういう状況ですので、オンラインの説明会しかできないのですけれども、学校が再開されればこういった体験講座なんかもやりますので、よかったら参考にしていただきたいと思います。ちなみに、首都圏模試センターさんのウェブサイトに毎年、かえつのこのアクティブラーニング入試を記事にしてもらっているページがあるんです。ですので、よかったらこのあと、興味がある方は「首都圏模試 AL入試 かえつ有明」とかで検索していただくと、一発で出てきます。たぶんこれですごく詳細なレポートが出てきますので、参考にしてください。
英語入試について
最後、4つ目のタイプの入試です。英語の入試です。
本校では11月・12月に国際生入試――いわゆる帰国生入試をやっております。ただし、2月にも国際生入試をやります。国際生という名前がついていますけれども、これは誰でも受けられます。公立小学校に通っている、でも英語も、英会話の塾などで一生懸命頑張っているという方が受けられる入試です。
11月・12月の国際生入試と問題はほとんど同じで、Honors=英検準1級レベル、Advance=英検2級レベルの問題がミックスされていて、点数によって、Advacedの合格か、Honorsの合格かが決まります。
このHonors/Advanceは、入学後の英語の取り出し授業のレベルになります。
今年度の入試について
本校のホームページに、昨年度の募集要項が掲載されています。今年度の募集要項は7月――早くて7月の初めでしょうか、その頃にホームページにアップし、あとは、冊子になったものも配布予定です。ただし、今年はコロナのこういった状況もありますので、本校の入試としては大きな変更は予定しておりませんので、基本的には昨年度と同じだと思っていただいて大丈夫です。
以上です。
――ありがとうございました。
入試の説明まで終了しました
最後に私の方から少しだけお話をさせてください。
今ご覧いただいている画面ですけれども、ホームページ――かえつ有明のホームページを開けていただいて、ちょっとだけ下に動かしていただいたところです。
こちら最新情報のページということで、随時、色々決まったことは上げていきたいと思います。
今回の説明会、50名限定ということで、これも最新情報に先日あげたんですけれども(5月8日)、1日半ぐらいで50名の申し込みが終わりました。という状況で、今日参加をしていただいてる方々ので、おそらく、頻繁にかえつ有明のホームページを見ていただいてる方ばかりかなと思いますけれども、今後も随時、こちらでいろいろ紹介をして行きますので、ぜひご確認をお願いします。
ちなみに、これ、左から3つ目に見えている「ソニー主催」というのが一番最初、小畑校長の方から話があった在校生のがんばって活動をした結果が紹介されていますのでよろしければこちらもご覧ください。
続きまして、こちらもホームページ上の画面ですけれども、メニューから進んでいただくと説明会の情報が載っているページ、こちらになります。今日は5月23日、第1回の学校説明会ですけれども、今後、6月27日も第2回学校説明会をオンラインで実施をします。ただ、こちらは基本的には今日と同じような内容ですので、参加していただいても結構ですが、それよりはむしろ、2学期以降とか秋以降に、今度は入試のことだとか決まった段階でそういった説明をどんどん出していきたいと思っていますので、そちらに参加をしていただければと思います。
あと、7月11日、オープンキャンパスの予定をしていて、毎年行っているのですが、こちらの実施についてはちょっと検討中なので、もうしばらく様子を見ながら考えさせてください。
ちなみに今日参加された方で海外にお住まいだった方だとかもいらっしゃるようです。こちらの画面で、今、中学のタブが開いている状態ですが、国際生の方から進んでいただけると国際生対象の説明会、そういう内容で行うものもあります。1番最初が6月20日ですかね、オンラインで実施をしますので、そちらもよろしければ参加の方をお願いいたします。