八王子学園八王子中学校 学校説明会

2020年6月に実施された、八王子学園八王子中学校のオンライン学校説明会(Q&A形式)の内容を書き起こしでお伝えします。 

学校概要

吉村先生
皆さま、こんにちは。私は八王子学園八王子中学校入試広報担当の吉村と申します。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

本来であれば、直接皆さんとお会いして学校紹介をさせていただきたいのですが、昨今の情勢下、動画配信で皆さんに本校を紹介いたします。さまざまなテーマ――たとえば授業をどうしているかや、どんな学校生活を送っているかなど、テーマに分けて、この後、公式サイト等々を通して皆さまに動画配信をしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

まずここでは「八王子中学校ってどんな学校なのか」ということをテーマにお話を進めていきます。

八王子中学校とは

2012年4月に開校以来、本校はこの流れを大切にしてきました。八王子中学=中高特進、大学進学に向けた特別なメニューを持っている。だから、塾・予備校がいらない。今、通塾をされているお子さんが多いと思うのですが、その時間が必要なくなる。そのことによって、新たな時間が創出される。その新たな時間を使って――当然、授業は大事ですけれども――学習以外のさまざまな取り組み、学校行事ですとか部活動、キャリア教育、こういったことにも真剣に取り組み、「学習」「人間」この2つを大きな軸として学校活動をしてきました。

八学イノベーション

そして現在、八王子中学校では「八学イノベーション」――本校は八王子学園なので地元の皆さまから八学という愛称で親しまれています――この愛称をとって、学校改革「八学イノベーション」を現在進行・展開しています。項目はこんな感じなのですが、この改革の根っこにある3つの考えかたを、これから紹介します。そして今日、私が皆さまに最もお伝えしたい内容は、このあとのスライドです。

八学イノベーションの根幹にある3つの営み、それは第一に――そしてこれが一番重要です――日々の学校生活すべての活動において、生徒の皆さんには、考えてもらいたい。ということは、我々教員からすると生徒たちに考えてもらう、考えさせる、これを大事にしています。

そして、次のステップ。考えて、お互いに話し合う。この話し合う主体は、生徒同士、教員・生徒、場合によっては在校生の保護者さまがここに関与することもあると思います。

そして、何のために話し合うか。それは、合意形成。

この、考え、話し合い、そして合意に向かっていく。この3つの営み、この繰り返しを本校では最も大切にしています。

八王子中学校の原点と学園モットー

では、なぜこの3つの営みを大切にしているか。さらに、八王子中学校の原点にさかのぼってまいります。

八王子中学校、そして八王子学園。戦後の原点とも言うべき1枚の写真を紹介します。

70年近く前の八王子は、空襲に遭いました。そして、本校の関係者も多く命を落としました。ですから、戦後の八王子学園は、このような悲劇を繰り返さない・繰り返させない、そういう人材を育てていきたいという強い決意のもとで、2つの合言葉―学園モットーと呼んでいます――「人格を尊重しよう」「平和を心につちかおう」この言葉を大切にしてきました。

スライドが入ります

これらの言葉を言い換えますと、自分と異なる意見を持っている他者をそれだけを理由に排除しない。逆に、自分と異なる意見を持っているからこそ、他社と対話をし、話し合い、粘り強く合意形成に向かっていく。それを授業、学校行事、部活動…さまざまな学校生活の活動において大切にしています。

冒頭の話に戻りますが、2012年4月の開校以来、9年目を迎えました。世の中、世界は大きく変わっています。それに柔軟に対応します。と同時に、戦後70年近く大切にしてきたことばもあります。不易と流行。変化と伝統。このバランスのとれた、そういう学校でありたい。これが八王子中学校です。

以上、八王子中学校の紹介とさせていただきます。

(次ページは「昨年度入試結果・今年度入試概要」)