東洋大学京北中学校 学校説明会

井出先生:
こんにちは、広報部長の井出と言います、私のほうからは先ほど校長がお話しました教育の方針にしたがって、日々どのような教育活動が行われているかという部分についてお話をしていきます。

キャリア教育

3本の柱にしたがってお話をしていきます。
まず、キャリア教育からです。

本校は東洋大学の附属校ですが、最も力を入れているのは国公立大学および難関私立大学への進学です。東洋大学への附属校推薦枠をうまくメリットとして活用しながら難関大学をねらっていく、こういうスタンスで学習を行っています。

学力向上サポート

学力をしっかりと身に付けるために様々な支援、取り組みを行っています。

朝テストとは、日々のドリル形式のテストです。弱点を克服し、基礎力を固めます。

進路手帳とは、家庭学習の成果をまとめることによって家庭学習の定着を図るものです。

そのほかスタディサプリというWeb学習システムなども導入し、多角的に学習できるようにしています。 放課後には自習室を活用し、自習をしてから下校することもできます。自習室には大学生のチューターが常駐していますので、質問等あれば丁寧に教えてくれます。

(編集担当注:ここで、放課後の学習の様子が動画で流れます)

放課後の学習の様子を動画でご覧ください。各フロアにこういったスタディデッキというものがあります。自習室の前には学習コーナーがあり、友達と教え合いながら学習することができます。また私語厳禁の自習室では集中して取り組むことができます。職員室のすぐ前に丸テーブルがおいてあり、わからないところはすぐに先生に教えてもらうこともできます。チューターに教わっている場面です。

大学合格実績

本校は東洋大学京北として始まってから6年目になります。卒業生は、3期生までこの春でました。

こちらは、3期生の合格実績についてのグラフです。国公立大学等への合格を目指す努力をしており、実績はまだまだこれからさらに力を増してまいります。

東洋大学の推薦を使って進学した者の数値を示しています。172名の定員がありました。実際にこの枠を使って東洋大学に進学した卒業生は69名となっています。

国際教育

国際教育にうつります。

これから皆さんは多くの外国人と接する中で生活していかれることになります。英語が話せることは大きな武器にもなりますし、国際理解でさまざまな人たちと交流をしていくことが必要になります。

そういった力をつけるために、さまざまなプログラムを用意しています。まずEnglish Campです。中学校1年生は入学してすぐにネイティブの先生との英語漬け合宿に行きます。冷や汗をかきながら学び取ることがたくさんあります。「Let’s Chat in English」というのは東洋大学に通う留学生との、英語をツールとした交流会です、本校にいながらにして生の英語に触れる機会がこの「Let’s Chat in English」です。

そのほか、英語スピーチコンテスト、英検への取り組みなど一生懸命行っています。

海外研修

海外研修プログラムも充実しています。中学校3年生では、カナダへの修学旅行に全員で行きます。フィリピンのセブ島の英語研修、オレゴンサマープログラム、これらは希望制になりますが、英語の学習やホームステイを通じて国際教育をしっかり身に付けていきます。

(編集担当注:ここで、Freshman English Camp(中1)、Boost Up English Camp (中2)、カナダ修学旅行(中3)、セブ島英語研修(中1~)の様子が動画で流れます)

哲学教育

それでは、哲学教育の話にうつります。

校長がお話をしていましたように、本校のテーマは「よりよく生きる」ことです。人生について考えるということを、中学生・高校生をかけて取り組んでいきます。

週に1度、哲学の授業があります。哲学という授業では、どんなことをするのでしょうか?
哲学とは――校長先生のお話にもありましたが――ものごとについて深く考えることです。哲学の授業では、ごく自然に世の中にある当たり前だと思われることについてより深く考えていきます。本当にそうなのだろうか、もっといい方法はないのだろうか、こういったことについて考えを深めていきます、週に1度、3年間続けていくことによって生きるとはどういうことか、色々なことで悩んだときにしっかりと立ち止まって考える、そんな習慣を身に付け、よりよく生きていくそういう人生を送れるようになりたい。それが本校の哲学教育の目標です。

(編集担当注:ここで、哲学教育の授業の様子――対話の授業、課題解決の授業、傾聴トレーニング、哲学エッセー優秀者発表、哲学ゼミ合宿、自然との邂逅、東洋大学駅伝部酒井監督との哲学対話――が動画で流れます)

哲学ゼミ

高校生になっても哲学教育の学びは続きます。

先ほどの動画の中にもありましたが、哲学ゼミは中学3年生から高校生にかけてのプログラムです。希望制ですが多くの生徒が参加をし、考えを深めています。合宿型ですので夏休みを中心に色々なところに出かけていって学んできます。今ここに写っている写真は、数年前に熊本県の赤ちゃんポストを訪れた時の写真です。まさに命について考え、考えを深めて生徒たちは帰ってきました。

哲学の日

哲学の日という、我々にとってとても大切な日があります。色々なところで生徒それぞれの学びがあります。その学びを生徒一同が会したところで報告をし合い、学びの共有を図る一日です。

哲学教育の全体像

東洋大学との連携教育

これまでキャリア教育、国際教育、哲学教育、三本の柱についてお話をしてきました。
ここでは次は東洋大学との連携教育についてお話をいたします。

東洋大学は国よりスーパーグローバル大学創成支援に採択され、日本のグローバル教育のさきがけ、先陣となる役割を担っています。その観点から、本校にもその影響がもたらされています。先ほどお話しました「Let’s Chat in English」そしてさらに高大連携の「アチーブイングリッシュ」などの学びの提供、さらにはネイティブ講師が大学から派遣され、本校には常に4人のネイティブ講師が生徒たちと会話を交わしています。さらに、中高大連携の学びというのもあります。学部生、大学院生、そして大学の教授の先生方とコラボで行う授業などもさまざま展開されています。昨年は理科の実験教室が行われました。

質問の多い事項への回答

ここから2つばかり、質問の多い事項についてお話をいたします。

クラス編成について

まず、クラス編成についてです。

高校から高入生が入ってまいります。高校へ行ったらクラスが混ざるのですか?という質問をよくいただきます。表を見ていただいておわかりかと思いますが、一貫部から入っていただいた生徒さんはこの中で6年間クラス分けをしていきます、ですので、高入生と混ざることはありません。もちろん生徒会や部活動は一緒に行います。

ランチボックス型の昼食について

ランチボックス制の昼食についてです。

さまざまなご家庭のご事情もございますので、本校ではランチボックス型の昼食をみんなでとることを基本にしています。中学1年生ではこれを全員で行います。中学2年生・3年生は希望制になります。

以上、生徒たちの日々の生活、三本柱にのっとった学びについてお話させていただきました。