コロナ禍の中、学校説明会にもなかなか参加できない受験生保護者さまのための企画です。
中学受験を終え、現在、お子さまが首都圏私立中高一貫校に通っておられる保護者さまへに、学校を選んだ理由や、入学前・入学後の印象とその変化などをおうかがいしました。
この特集に参加くださる保護者さまを募集しております。
ご参加いただける方は、このアンケートフォームにご回答ください。お答えを心よりお待ちしております…!
今回は、白百合学園中学校(東京都千代田区)に通う中学1年生のお子さんをお持ちの保護者さまからのお話です。
お子さんについて
お子さんの性格タイプは?
「わくわく」タイプです。
※写真をクリックすると性格タイプについての説明が表示されます。
お子さんの性格をふまえ、どのような点に注意して志望校を選びましたか?
誰とでもうまく人間関係を作っていけるタイプで、環境がネガティブに作用したことはこれまでにはありませんでした。
個性も特に強くなく、本人からも具体的な希望には上がってきませんでした。
共学・女子校、宗教あり・なし、附属・進学校といった点でも絞り切れず、いろいろと見ましたが、最終的には娘が受けたいと言ったところに絞ったという感じです。
強いて言うならば、まじめで堅実な校風の学校を選びました。
在校生さんの印象
学校訪問の時、在校生さんのどこに注目していましたか?
「礼儀や服装、言葉遣い、態度など」です。
学校訪問での在校生さんの印象は?
真面目で礼儀正しい様子が見て取れました。
生徒さんたちは皆おだやかですが、文化祭ではブースによって生徒さんたちのタイプも様々で、いろいろなタイプの子がいると感じました。
また、内輪で盛り上がっている文化祭、というのも他校では見られましたが、白百合はそういうことは全くなく、訪問した小学生たちを楽しませてくれました。
入学後も印象が変わらなかった点は?
皆おだやかで親切な点です。
内部生割合が高いため、中学から入学するご家庭はなじんでいけるか心配されていらっしゃると思いますが(我が家もそうでした)、内部生が皆明るくて親切です。
内部生とも中入生ともすぐにお友達となれました。
入学後に印象が大きく変わった点は?
「明るく元気」という点です。
内部生も中入生も、おとなしい子ばかりではなく、全体的にすごく明るく、物おじしないでいろいろな発言をし、娘は毎日おなかが痛くなるほど笑って帰ってきます。
こんなに活発な生徒さんが多いということは学校訪問の際には分かりませんでした。
しかし、娘から聞くお友達の様子と、学校訪問のときに在校生から受けた印象を考えると、普段はとても明るく元気だけど、きちんとしなければならない場に出たときにはそれができる、そういうお嬢様が多いのかなと感じています。
先生の印象
学校訪問の時、先生のどこに注目していましたか?
「校長先生のお話の内容」です。
学校訪問での先生の印象は?
組織としての学校を見るときには、トップである校長先生のご様子やお話に注目しています。組織は、良くも悪くもトップの影響を大きく受けると考えているからです。
そういう意味では、白百合の校長先生はシスターでいらっしゃるので、とても宗教色が濃いという印象を受けました。生徒たちに対しても博愛を持って対応してくださっていると感じました。
文化祭では生徒さんたちの自主性に任せているのか、先生方は表には出ていらっしゃることがありませんでした。細かく生徒さんたちに指示を出したりしている印象はありませんでした。
入学後も印象が変わらなかった点は?
やはりとても宗教色が濃いです。
クリスチャン家庭ではないため、娘にとっては礼拝や祈りの時間は何もかもが初めての経験ですが、それが毎日日常として繰り返されているため、1か月経った現在では、すっかり日本語・英語・仏語で行われる礼拝になじんでいるようです。
礼拝を行い、祈り、讃美歌を歌うという時間は、カトリックとは無縁で来た娘にとっては、とても興味深い時間となっています。
入学後に印象が大きく変わった点は?
先生方が生徒の学習状況を細かく確認してくださっていると思います。科目にもよりますが、宿題や小テスト、提出物などが多く、提出がないとすぐに先生からご連絡をいただきます。
また、卒業生である先生方も多いようですが、当然のことながらいろいろなタイプの先生がいらっしゃり、多様性を感じます。
学校全体の印象
訪問時、学校全体について受けた印象は?
落ち着いている、穏やか、おとなしい。
近隣に靖国神社がある関係かと思いますが、警察の方が学校の周辺を警備しており、とても安全だと思いました。
靖国神社内を通る通学路は素晴らしく、落ち着いて学べる環境だと思いました。
入学後も印象が変わらなかった点は?
伝統校らしさを感じます。
副教科にも力を入れ、生徒たちの教養を深める学びをさせていただいていると感じています。
書写の授業で万年筆や学校名入りの筆を使うのには驚きましたが、入学前の印象とは同じで、素敵だと思います。
中学生のときにフランス語を学ぶというのも、せっかく中高一貫校に入学したので6年間で受験勉強だけではなくいろいろな経験をしてもらいたいと考えていた我が家にとっては、とても魅力的です。
入学後に印象が大きく変わった点は?
文化祭では、併設小学校の児童のお母様方だと思いますが、紺スーツで見学にいらっしゃっているお母様の姿も散見され、庶民の我が家は震えあがりました(笑)。
しかし入学してみると、入学式には全員紺スーツというわけではありませんでしたし、そもそもこの学校にはPTAがないため他のお母様方とお会いする機会も少なく(現在はコロナなので猶更)、保護者の皆さんとのお付き合いを心配しておりましたが、今のところは心配は不要だと感じています。
保護者宗教講話が年8回程度ありますが、これは参加は必須ではありません。
全然行かなくても全く問題ないと聞いています。
受験生保護者の皆さんへのメッセージ
幼小からの内部生との関係を心配されていらっしゃる方も多いと思いますが、今のところは内部生がいてくれて良かったと思うことが多いです。お友達作りも、内部生の輪に助けられて広がっていきました。
説明会等では「内部生も中入生も、すぐになじんでお友達になります」と聞いていても信じられませんでしたが、入学して分かりました。その通りです!その点はご心配は不要です。
お答えいただき、ありがとうございました!
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